「戦後80年 今こそ、平和を」――未来の世代へつなぐために
このたび善了寺では、全戦没者追悼法要およびお盆総法要にあわせて「公開特別講演会」を開催いたします。
本年は第二次世界大戦の終戦から80年の節目の年です。この特別な年に、改めて戦争とは何か、平和とは何かをともに考える時間を持ちたく、特別講師をお招きいたしました。
講師プロフィール
講師は、2024年ノーベル平和賞候補にも名を連ねた、日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)事務局長の濱住治郎(はまずみ じろう)氏です。

1945年(昭和20年)8月6日、広島で原爆が投下されたその日、その地で胎内被曝をされました。
母のお腹の中で被爆した濱住氏の父は爆心地近くの会社に勤務しており、原爆によって命を落とされました。
その後、氏は教職を経て、日本被団協の事務局次長、事務局長として、国内外で被爆体験を語り、核兵器廃絶と平和の尊さを訴えてこられました。
また、2025年には日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)の代表委員に就任予定です。
今なお世界では戦争や核の脅威が絶えません。80年という月日が経っても、戦争の記憶とその悲惨さを語り継ぎ、次の世代へ平和のバトンを渡していくことが私たち大人の責任ではないでしょうか。
今回の講演では、被爆体験に加え、国内外で平和活動に尽力してこられた濱住氏の貴重なお話を通じて、「平和とは何か」を私たち一人ひとりが見つめ直す機会になることを願っています。
開催概要
- 日 時:2025年8月14日(木)午後2時より
- 場 所:善了寺(横浜市戸塚区矢部町125) ※戸塚駅より徒歩5分
- テーマ:「戦後80年 今こそ、平和を」
- 参加費:無料(申込不要)
当日は、講演会に加え、全戦没者追悼法要およびお盆総法要も執り行われます。
戦争で亡くなられた方々を偲び、共に聞法し、いまを生きる私たちがどのように平和を願い、実践していくかを考える場となれば幸いです。
おわりに
戦争体験者が年々少なくなる中、平和の大切さを語る声が風化されつつあります。
濱住氏のように、自らの体験をもとに語り継いでくださる存在は、まさに“生きた教科書”とも言える存在です。
今回の講演は、世代を超えて多くの方にお聴きいただきたい内容です。ご家族やご友人をお誘い合わせのうえ、ぜひご参加ください。
ご不明な点がございましたら、善了寺までお気軽にお問い合わせください。
お問合せ:045-881-0348(善了寺)